山椒魚戦争

「ロボット」の著者としても有名な、チェコの奇才カレル・チャペックの代表作です。

太平洋上のある島で、ひっそり暮らす山椒魚に似た奇妙な生物達。強欲な人間は彼らの平和を脅かし、私欲のために便利な労働力として狩り出します。地球上で最も優れ、全てを取り仕切っているのは自分達と過信する人類の傲慢さは、やがて自らの破局を招き....。

科学の進歩の果てに人類が辿り着いたものは何だったのか、現代の私達にも痛烈に問いかける作品です。